Gitとは何か+インストール・初期設定
中級バージョン管理ツール「Git」の概念を学び、インストールから初期設定まで一気に行います。
座学
この講座で学べること
- ✓Gitがファイルの変更履歴を記録する「タイムマシン」であることを理解する
- ✓GitとGitHubは別のツールであることを説明できるようになる
- ✓git configで名前とメールアドレスを設定する初期セットアップを習得する
- ✓git initでフォルダをGitリポジトリに変換する方法を身につける
Git(ギット)とは、ファイルの変更履歴を記録するツールです。ゲームの「セーブデータ」に例えるとわかりやすいです。ゲームでセーブすると「あの場面に戻れる」「どこから来たか記録される」のと同じように、Gitを使うとファイルの過去の状態にいつでも戻ることができます。 Gitがないとどうなるか、心当たりはないでしょうか? 📄 企画書_最終.docx 📄 企画書_最終_本当の最終.docx 📄 企画書_これが最終_20240312.docx このような「ファイル名で管理する地獄」になります。Gitを使えば、ファイルは1つのままで変更履歴が自動的に記録されます。
GitとGitHubは別のものです。よく混同されますが役割がまったく違います。 ・Git:あなたのパソコン上で動くツール。ファイルの変更履歴を記録する。インターネット不要。 ・GitHub:クラウド上のサービス。Gitのデータをネットでバックアップ・共有できる。Dropboxのコード特化版。 まずGitをインストールして初期設定を行います。Gitを使い始める前に「名前」と「メールアドレス」の登録が必要です。Gitは「誰がいつ変更したか」を記録するツールのため、セーブポイント(コミット)ひとつひとつに「誰が作ったか」の情報が自動で付きます。
git init(ギット イニット)は、普通のフォルダをGitの「保存箱(リポジトリ)」に変えるコマンドです。実行するとフォルダの中に「.git」という隠しフォルダが作られ、以降の変更履歴がすべて記録されていきます。 git initは「新しいプロジェクトを始めるとき」に1回だけ実行するコマンドです。毎回実行するものではありません。.gitフォルダは削除するとすべての履歴が消えるので、基本的に触る必要はありません。
Gitのセーブポイントのイメージ
変更するたびに「セーブポイント(コミット)」が積み重なっていきます
最初の状態
コミット #1
ボタンを追加
コミット #2
色を変更
コミット #3
↩ どのセーブポイントにも「戻れる」のがGitの強みです
GitとGitHubの関係
Git(ローカル)
- ▶手元のパソコンで動く
- ▶変更履歴を記録する
- ▶インターネット不要
GitHub(クラウド)
- ▶クラウド上のサービス
- ▶Gitの履歴をネット上で管理
- ▶Dropboxのコード特化版
git init で何が起きるか
git init の前
my-project
普通のフォルダ(履歴なし)
git init の後
my-project
Gitリポジトリ(履歴を記録)
📂 .git(隠しフォルダが追加)
実践手順
ステップ1:Git をインストールする
Windowsの方はGit for Windowsをインストールしてください。Macの方はすでにGitが入っているためスキップできます。「インストール後の確認」タブでバージョン確認まで行いましょう。
Git for Windows のインストール
⚠️ Windowsユーザーは必須
Claude Code はgitコマンドを内部で使用します。Git for Windows が未インストールの場合、インストール時にエラーになります。
1. 公式サイトから Git for Windows をダウンロード
以下のリンクを開いて「Download for Windows」からインストーラーをダウンロードしてください。
https://git-scm.com/downloads/win2. インストーラーを実行
ダウンロードした
Git-X.X.X-64-bit.exeをダブルクリックして起動します。 すべての設定はデフォルトのまま「Next」を押し続けて完了してください。3. PowerShell を再起動して確認
インストール後は必ず PowerShell を閉じて再度開いてください。「インストール後の確認」タブで動作を確認しましょう。
ステップ2:名前を設定する
以下のコマンドの「your-name」をあなたの名前(ニックネームでもOK)に変えて実行してください。
git config --global user.name "your-name"ステップ3:メールアドレスを設定する
「your-email@example.com」をあなたのメールアドレスに変えて実行してください。GitHubと同じアドレスを使うと後で連携しやすくなります。
git config --global user.email "your-email@example.com"ステップ4:設定を確認する
以下のコマンドで設定内容を確認してください。user.name と user.email が表示されれば成功です。
git config --listステップ5:プロジェクトフォルダに移動して git init を実行する
Gitを使いたいフォルダへ移動してからgit initを実行します。OSによってパスの書き方が違うので、タブで確認してください。
Windows(PowerShell)
1. PowerShell を起動する
スタートメニューで「powershell」と検索し、「Windows PowerShell」をクリックして起動してください。
2. プロジェクトフォルダへ移動する
以下のコマンドでプロジェクトフォルダへ移動してください。パスはご自身の環境に合わせて変更してください。
powershellcd C:\Users\your-username\your-project
ステップ6:git init でリポジトリを初期化する
フォルダへ移動したら以下を実行してください。「Initialized empty Git repository」と表示されれば成功です。
git initステップ7:git status で状態を確認する
「On branch main」または「On branch master」と表示されれば正常にリポジトリが作られています。
git status確認チェック
講座を終える前に、以下の項目を確認しましょう。
