Claude Code Atlas
#08

Gitとは何か+インストール・初期設定

中級

バージョン管理ツール「Git」の概念を学び、インストールから初期設定まで一気に行います。

座学

この講座で学べること

  • Gitがファイルの変更履歴を記録する「タイムマシン」であることを理解する
  • GitとGitHubは別のツールであることを説明できるようになる
  • git configで名前とメールアドレスを設定する初期セットアップを習得する
  • git initでフォルダをGitリポジトリに変換する方法を身につける

Git(ギット)とは、ファイルの変更履歴を記録するツールです。ゲームの「セーブデータ」に例えるとわかりやすいです。ゲームでセーブすると「あの場面に戻れる」「どこから来たか記録される」のと同じように、Gitを使うとファイルの過去の状態にいつでも戻ることができます。 Gitがないとどうなるか、心当たりはないでしょうか? 📄 企画書_最終.docx 📄 企画書_最終_本当の最終.docx 📄 企画書_これが最終_20240312.docx このような「ファイル名で管理する地獄」になります。Gitを使えば、ファイルは1つのままで変更履歴が自動的に記録されます。

GitとGitHubは別のものです。よく混同されますが役割がまったく違います。 ・Git:あなたのパソコン上で動くツール。ファイルの変更履歴を記録する。インターネット不要。 ・GitHub:クラウド上のサービス。Gitのデータをネットでバックアップ・共有できる。Dropboxのコード特化版。 まずGitをインストールして初期設定を行います。Gitを使い始める前に「名前」と「メールアドレス」の登録が必要です。Gitは「誰がいつ変更したか」を記録するツールのため、セーブポイント(コミット)ひとつひとつに「誰が作ったか」の情報が自動で付きます。

git init(ギット イニット)は、普通のフォルダをGitの「保存箱(リポジトリ)」に変えるコマンドです。実行するとフォルダの中に「.git」という隠しフォルダが作られ、以降の変更履歴がすべて記録されていきます。 git initは「新しいプロジェクトを始めるとき」に1回だけ実行するコマンドです。毎回実行するものではありません。.gitフォルダは削除するとすべての履歴が消えるので、基本的に触る必要はありません。

Gitのセーブポイントのイメージ

変更するたびに「セーブポイント(コミット)」が積み重なっていきます

最初の状態

コミット #1

ボタンを追加

コミット #2

色を変更

コミット #3

↩ どのセーブポイントにも「戻れる」のがGitの強みです

GitとGitHubの関係

💻

Git(ローカル)

  • 手元のパソコンで動く
  • 変更履歴を記録する
  • インターネット不要
☁️

GitHub(クラウド)

  • クラウド上のサービス
  • Gitの履歴をネット上で管理
  • Dropboxのコード特化版

git init で何が起きるか

git init の前

📁

my-project

普通のフォルダ(履歴なし)

git init

git init の後

📁

my-project

Gitリポジトリ(履歴を記録)

📂 .git(隠しフォルダが追加)

💡 Git=手元のタイムマシン、GitHub=クラウドのバックアップ。この2つは別のツールです。

実践手順

ステップ1:Git をインストールする

Windowsの方はGit for Windowsをインストールしてください。Macの方はすでにGitが入っているためスキップできます。「インストール後の確認」タブでバージョン確認まで行いましょう。

Git for Windows のインストール

⚠️ Windowsユーザーは必須

Claude Code はgitコマンドを内部で使用します。Git for Windows が未インストールの場合、インストール時にエラーになります。

  1. 1. 公式サイトから Git for Windows をダウンロード

    以下のリンクを開いて「Download for Windows」からインストーラーをダウンロードしてください。

    https://git-scm.com/downloads/win
  2. 2. インストーラーを実行

    ダウンロードした Git-X.X.X-64-bit.exe をダブルクリックして起動します。 すべての設定はデフォルトのまま「Next」を押し続けて完了してください。

  3. 3. PowerShell を再起動して確認

    インストール後は必ず PowerShell を閉じて再度開いてください。「インストール後の確認」タブで動作を確認しましょう。

ステップ2:名前を設定する

以下のコマンドの「your-name」をあなたの名前(ニックネームでもOK)に変えて実行してください。

zsh
git config --global user.name "your-name"

ステップ3:メールアドレスを設定する

「your-email@example.com」をあなたのメールアドレスに変えて実行してください。GitHubと同じアドレスを使うと後で連携しやすくなります。

zsh
git config --global user.email "your-email@example.com"

ステップ4:設定を確認する

以下のコマンドで設定内容を確認してください。user.name と user.email が表示されれば成功です。

zsh
git config --list

ステップ5:プロジェクトフォルダに移動して git init を実行する

Gitを使いたいフォルダへ移動してからgit initを実行します。OSによってパスの書き方が違うので、タブで確認してください。

Windows(PowerShell)

  1. 1. PowerShell を起動する

    スタートメニューで「powershell」と検索し、「Windows PowerShell」をクリックして起動してください。

  2. 2. プロジェクトフォルダへ移動する

    以下のコマンドでプロジェクトフォルダへ移動してください。パスはご自身の環境に合わせて変更してください。

    powershell
    cd C:\Users\your-username\your-project

ステップ6:git init でリポジトリを初期化する

フォルダへ移動したら以下を実行してください。「Initialized empty Git repository」と表示されれば成功です。

zsh
git init

ステップ7:git status で状態を確認する

「On branch main」または「On branch master」と表示されれば正常にリポジトリが作られています。

zsh
git status

確認チェック

講座を終える前に、以下の項目を確認しましょう。

関連講座

「確認チェック」の全項目にチェックを入れると完了できます