長い作業でのコンテキスト管理
中級/compact・/clear・/usageの使い分けを学び、長い作業を効率的に進めます。
座学
この講座で学べること
- ✓コンテキストがClaude Codeの作業記憶であり容量に上限があることを理解する
- ✓/usageでコンテキスト使用量を定期確認する習慣を身につける
- ✓作業継続なら /compact、新しい作業なら /clear という使い分けを習得する
- ✓残量が少なくなる前に重要な作業を先に終わらせる戦略を把握する
「コンテキスト」とは、Claude Codeが覚えている会話の記憶のことです。人間の短期記憶に似ており、会話が長くなるほどたくさんの情報を保持して作業を進めます。ただしこの記憶には「容量の上限」があります。上限に近づくと以前の会話内容を忘れてしまったり、前と違う動きをし始めたりすることがあります。長い作業ではコンテキスト管理が重要なスキルになります。
/usageコマンドを実行すると、現在のコンテキスト使用量がパーセントで表示されます。残量が少なくなってきたとき(目安として残り30〜40%以下)は2つの対処法があります。今の作業を続けたい場合は `/compact` を使います。これまでの会話を要約してコンテキストを節約してくれるため、作業を引き継いで続けられます。作業が完全に終わって全く別のことを始めるなら `/clear` でリセットしてスッキリ新しく始める方が効率的です。
/compactと/clearの使い分けは「今の作業の続きをするか、新しい話題を始めるか」で判断します。今やっている作業をそのまま続けたい・コンテキストが残り30〜40%になってきた・「続けて〇〇してください」と言い続けているなら/compact。今の作業が完全に終わった・全然別のプロジェクトや話題を始める・迷走して同じところをループしているなら/clearを選びましょう。
コンテキストを無駄に消費しないコツが2つあります。①大量のファイルを一度に読み込ませない(必要なファイルだけ指定する)、②/usageで残量を定期的に確認して残り50%になったら/compactする。特に長い作業では作業の区切りごとに/usageを確認する習慣をつけると、コンテキスト切れで突然作業が止まる事態を防げます。また重要な情報はCLAUDE.mdに書いておくと、/clearでリセットしても次のセッションで引き継ぎやすくなります。
コンテキストウィンドウの残量と対処
/compact を使った場合(続きをやりたい)
満タン(残り少)
応答が遅くなる
圧縮済み(余裕あり)
作業を続けられる
続きができる
作業を継続
/compact
- ▶会話を「要約」してコンテキストを節約
- ▶作業の記憶は残るので続きができる
- →「続きをやりたい」ときに使う
/clear
- ▶会話を「完全リセット」して空にする
- ▶前の作業の記憶はなくなる
- →「新しいことを始める」ときに使う
実践手順
ステップ1:/usageで現在の使用量を確認する
Claude Codeのチャット欄に以下を入力してください。現在のコンテキスト使用量と、リセットまでの時間が表示されます。
/usageステップ2:/compactを実行して会話を圧縮する
以下を入力して会話を圧縮してみましょう。Claude Codeがこれまでの会話を要約して、コンテキストの使用量を減らします。
/compactステップ3:圧縮後も作業が継続できることを確認する
/compact実行後に再度/usageを確認してください。コンテキスト使用量が減っていることが確認できます。その後、「続きを教えてください」など以前の話題について質問して、会話が引き継がれていることを確認しましょう。
/usage確認チェック
講座を終える前に、以下の項目を確認しましょう。
よくある質問
Q. /compactを実行したら直前の作業内容を忘れてしまいました
A. /compactは会話を要約するため、細かい詳細が省略されることがあります。重要な情報(現在の作業状況・決定事項・ファイル名など)はCLAUDE.mdに書いておくか、/compact後に「今やっていた作業は〇〇です。続きをお願いします」と状況を再度伝えてください。
Q. コンテキストが100%になってしまいました。どうすればいいですか?
A. この状態では作業が進められません。/clearでリセットしてから新しいセッションで作業を再開してください。再開時に「〇〇のプロジェクトの〇〇の作業を続けます。現状は〇〇です」と状況を一から説明すると、スムーズに引き継げます。次からはコンテキストが50%を超えたら/compactする習慣をつけましょう。
Q. /usageを実行してもコンテキスト使用量が表示されません
A. Claude Codeのバージョンによって表示形式が異なることがあります。`/usage` を実行してもコンテキスト情報が出ない場合は、会話の長さを目安にしてください。おおよそ100回以上やり取りしている・長い作業を続けているという状況なら/compactをかけるタイミングです。
