#09

基本のGitコマンドを使う

中級

add・commit・logなど基本のGitコマンドを実際に使って習得します。

座学

この講座で学べること

  • 「変更→ステージ(git add)→保存(git commit)」の基本サイクルを理解する
  • ステージングエリアの役割と特定ファイルだけコミットする使い方を習得する
  • 後から見て分かるコミットメッセージの書き方のコツを身につける
  • git log --onelineでコミット履歴を一覧確認する方法を習得する

Gitでファイルを保存する流れは「変更→ステージ(git add)→保存(git commit)」の繰り返しです。ゲームのセーブと同じで、このサイクルを回すたびにセーブポイントが積み重なり、いつでも好きなタイミングの状態に戻れる履歴が積み上がっていきます。この3ステップの流れを体に染み込ませることが、Git習得の第一歩です。

「ステージ」とはコミット(保存)する前の準備エリアです。写真撮影に例えると「シャッターを押す前に、写したいメンバーを選んで集合させる作業」のようなものです。`git add ファイル名` で特定のファイルだけステージに追加でき、`git add .`(ドット)で変更したファイルをすべてまとめて追加できます。ステージがあることで「このファイルだけコミットして、別のファイルはまだ作業中」という細かい管理ができます。

コミットメッセージは「何をしたか」を一言で書きます。後から履歴を見たとき何のセーブポイントかわかるようにするためです。「修正」「更新」「test」のような曖昧なメッセージは、後で見返したときに何をしたかわかりません。「トップページのボタンの色を青に変更」「お問い合わせフォームを追加」のように具体的に書く習慣をつけましょう。日本語でも英語でもOKです。

Claude Codeの `/commit` コマンドを使うと、変更されたファイルの内容を自動で読んでコミットメッセージを提案してくれます。提案内容を確認してEnterを押すだけでコミット完了です。Gitに慣れていない段階では `/commit` を使うことで「適切なメッセージが思い浮かばない」「git addを忘れた」といった失敗を防げます。慣れてきたら手動コマンドとうまく使い分けましょう。

/commit の仕組み

👀

変更を自動検知

Claude Codeが
変更ファイルを読む

✍️

メッセージを自動生成

変更内容から
コミットメッセージを作成

🤔

あなたが確認

提案を確認して
Enterで承認

コミット完了

セーブポイントが
自動で作成される

手動: git commit -m "..."

  • 自分でメッセージを考える必要がある
  • git add も別途実行が必要
  • 細かく制御したいときに向いている

Claude Code: /commit

  • 変更内容からメッセージを自動生成
  • git add も自動でやってくれる
  • 素早くコミットしたいときに便利
💡 迷ったら「git add . → git commit」の流れを覚えましょう。細かい使い分けは後からでOKです。

実践手順

ステップ1:Claude Codeにファイルを作成してもらう

Claude Codeのチャットに以下を入力して、練習用ファイルを作ってもらいましょう。

test.txtというファイルを作って「はじめてのGit」と書いてください

ステップ2:変更を確認する

git statusを実行して、新しくファイルが追加されたことを確認しましょう。「Untracked files」に test.txt が表示されるはずです。

zsh
git status

ステップ3:ステージに追加する(git add)

以下のどちらかで test.txt をステージに追加してください。特定のファイルだけ追加するか、すべてを追加するか選べます。

zsh
git add test.txt

# または全ファイルを追加する場合
git add .

ステップ4:コミットする(git commit)

以下のコマンドでセーブポイントを作ります。-m の後ろにコミットメッセージを書きます。

zsh
git commit -m "はじめてのコミット"

ステップ5:履歴を確認する(git log)

コミットが作られたか確認しましょう。--oneline オプションをつけると、1行ずつシンプルに表示されます。

zsh
git log --oneline

確認チェック

講座を終える前に、以下の項目を確認しましょう。

よくある質問

Q. git commitを実行したらテキストエディタが開いてしまいました

A. -m オプションなしで `git commit` を実行するとエディタが開きます。エディタが開いた場合はメッセージを入力して保存・終了してください(vimの場合は `i` で入力モード→メッセージ入力→Escキー→`:wq` で保存終了)。毎回エディタが開くのを避けるには、常に `git commit -m "メッセージ"` の形式を使ってください。

Q. git add . をしたら関係のないファイルも追加されてしまいます

A. .gitignore ファイルを使うと、Gitに追跡させたくないファイルやフォルダを指定できます。Claude Codeに「node_modulesフォルダをgitignoreに追加してください」と伝えると.gitignoreファイルを作成・更新してくれます。

Q. 間違ったファイルをgit addしてしまいました

A. `git restore --staged ファイル名` を実行するとステージから外せます。`git restore --staged .` で全ファイルをまとめてステージから外すこともできます。コミット前であれば何度でもやり直せます。

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