CLIとClaudeデスクトップアプリの使い分け
下級コマンドライン版とデスクトップアプリ版の違いと、場面に応じた使い分けを学びます。
座学
この講座で学べること
- ✓CLIとデスクトップアプリは競合でなく補完関係であることを理解する
- ✓コード作業はCLI、視覚的確認や気軽な対話はデスクトップアプリという使い分けを身につける
- ✓CLAUDE.md・設定・MCPはすべてのサーフェスで共通して動作すると知る
- ✓両方インストールして状況に応じて切り替える上級者の使い方を把握する
「CLIとデスクトップアプリ、どっちを使えばいい?」— この疑問への明確な答えは、ネット上にほとんど存在しません。公式ドキュメントにも「どちらを使うべきか」という比較記事は見当たりません。この講座では、実際に使い込んで分かった使い分けのコツをお伝えします。 結論から言うと、CLIとデスクトップアプリは競合ではなく補完関係です。どちらも同じ Claude エンジンに接続しており、CLAUDE.md・設定・MCP サーバーはすべてのサーフェスで共通して動作します。「作業内容によって使い分ける」のが正しい考え方です。
CLIが得意なのは「コードに触れる作業全般」です。 ・複数ファイルにまたがる変更・生成 ・git操作(commit・ブランチ作成・PR作成) ・CI/CDパイプラインとの連携(GitHub Actions・GitLab CI/CDと組み合わせ可) ・コマンドのパイプ・シェルスクリプト内での自動化 ・定期タスクのスケジュール実行 CLIはUnix哲学に従って設計されており、他のコマンドラインツールと自然に組み合わせられます。例えば「git diff をパイプしてセキュリティレビューをかける」といった使い方が可能です。
デスクトップアプリが得意なのは「視覚的な確認・気軽な対話」です。 ・差分(diff)を視覚的に確認したい場面 ・複数のセッションを並行して実行したい場面 ・概念・アイデア・設計について気軽に質問したい場面 ・外出先からモバイルと連携してタスクを続けたい場面 上級者の使い方は「両方インストールして使い分ける」です。ターミナルで作業中に `/desktop` と入力するとデスクトップアプリに引き渡せ、逆にデスクトップから `/teleport` でターミナルに戻すこともできます。
① 使い分けフローチャート
今日の作業は何?
コードを書く・修正する
ファイルを大量に変更する
git操作・自動化したい
CLI(ターミナル)
claude コマンドで起動
概念・アイデアを質問する
差分を視覚的に確認したい
気軽にAIと話したい
デスクトップアプリ
アプリを起動してCodeタブ
どちらも同じ Claude エンジンに接続。CLAUDE.md・設定・MCPは共通で使える
② 得意・不得意の比較
CLI(ターミナル)
得意なこと
- 複数ファイルの一括変更
- git操作(commit・PR作成)
- CI/CDパイプラインと連携
- コマンドのパイプ・自動化
- 定期タスクのスケジュール実行
- ターミナルコマンドの直接実行
苦手なこと
- 視覚的な差分確認が手間
- ターミナルの知識が必要
- GUIなし・マウス操作不可
デスクトップアプリ
得意なこと
- 差分を視覚的に確認できる
- 複数セッションを並行実行
- マウスで直感的に操作
- モバイルとの引き継ぎが簡単
- インストールなしで気軽に使える
- クラウドセッションが使える
苦手なこと
- 自動化・スクリプト化が難しい
- CI/CDとの直接連携なし
- 細かい操作はCLIの方が速い
③ 具体的な使い分け例
コードを大量に生成したい
CLIファイルを直接生成・編集できる
概念・設計を質問したい
デスクトップアプリ気軽に会話形式で質問できる
コードレビュー・PRを作りたい
CLIgit操作を直接実行できる
差分を視覚的に確認したい
デスクトップアプリGUIで差分ビューが使える
テスト・lint・ビルドを自動化したい
CLICI/CDと組み合わせやすい
複数の作業を同時並行したい
デスクトップアプリ複数セッションを並行実行できる
コードベース全体を解析したい
CLIプロジェクトディレクトリ全体を読み込める
外出先からタスクを続けたい
デスクトップアプリクラウドセッションでモバイルと連携
実践手順
ステップ1:Claudeデスクトップアプリを開く
インストール済みの方はアプリを起動してください。まだインストールしていない場合は以下のページからダウンロードできます(CLIのインストールは次の講座5で行います)。
https://claude.ai/downloadステップ2:アプリに質問を入力して動作を確認する
「Claude Codeとはどんなツールですか?」と入力してみましょう。テキストで回答が返ってくる様子や、画面のレイアウト・操作感を確認してください。
確認チェック
講座を終える前に、以下の項目を確認しましょう。
