#03

指示を上手く伝えるコツ

中級

曖昧な指示と具体的な指示の違いを体験し、prompt.mdの活用方法を学びます。

座学

この講座で学べること

  • 「何を・どこに・どんな形で」を意識した具体的な指示の書き方を習得する
  • 「不明点があれば質問して」の一言で失敗を減らせることを理解する
  • prompt.mdファイルに指示を書いてClaude Codeに渡す方法を習得する
  • 曖昧な指示と具体的な指示の結果の違いを実際に体感する

「ページをきれいにして」と頼んでも、Claude Codeは困ってしまいます。「きれい」の定義は人によって違うからです。AIは読心術が使えないため、あなたの頭の中にあるイメージを言葉に変換することが良い指示の第一歩です。曖昧な指示でうまくいかない主な原因は「何を・どこに・どんな形で」の3要素が抜けていることです。この3つを意識するだけで指示の精度が大幅に上がります。

良い指示の基本フォーマットは「【何を】【どこに】【どんな形で】してください」です。例えば「ページをきれいにして」ではなく「index.htmlの背景を白(#FFFFFF)、文字を黒(#333333)、フォントサイズを16pxにしてください」と書きます。「もっとわかりやすくして」ではなく「h1タグの見出しを24pxにして、段落の行間を1.8倍にしてください」と具体的な数値で伝えましょう。「不明点があれば質問してください」と一言添えると、Claude Codeが曖昧な部分を事前に確認してから作業を始めてくれるため、やり直しが減ります。

長い指示を書くときは「prompt.md」ファイルに書いてClaude Codeに渡す方法が効果的です。プロジェクトフォルダに「prompt.md」というファイルを作り、指示を箇条書きで書いておきます。Claude Codeを起動したら「prompt.mdの内容を実行してください」と伝えるだけです。エディタで書けるので長い指示が書きやすく、過去の指示を再利用できて、チームで共有もできるというメリットがあります。

指示を改善する際は「なぜうまくいかなかったか」を振り返ることが大切です。出てきた結果が意図と違った場合、「〇〇ではなく△△にしてほしかった」と具体的に差分を伝えて修正依頼を出しましょう。何度も同じ修正を繰り返す場合は、その内容をCLAUDE.mdに「常に守ってほしいルール」として追記すると、次回から自動で反映されます。良い指示は一度で決まらなくても、使いながら育てていくものです。

指示の改善ビフォーアフター

デザイン変更の例

BEFORE(改善前)

ページをきれいにして

「きれい」の定義が人によって違う。何をどう変えればいいか不明。

AFTER(改善後)

背景を白(#FFFFFF)、文字を黒(#333333)、フォントサイズを16pxにしてください

色・サイズを数値で指定。誰でも同じ結果が得られる。

修正依頼の例

BEFORE(改善前)

もっとわかりやすくして

何がわかりにくいのか、どう変えればいいのか、具体性がゼロ。

AFTER(改善後)

h1の見出しのフォントサイズを24px、段落の行間を1.8倍にしてください

変更する場所(h1)・変更内容(24px・1.8倍)が明確。

作成依頼の例

BEFORE(改善前)

いい感じのやつを作って

何を作るか、どんな形式か、どんな内容かが一切わからない。

AFTER(改善後)

index.htmlというファイルを作って、タイトルが「私のページ」のシンプルなHTMLを書いてください

ファイル名・形式・タイトル内容がすべて含まれている。

prompt.md のポイント

長い指示はチャットに直接打ち込まず、テキストエディタで「prompt.md」に書いてから 「prompt.mdの内容を実行してください」と伝えましょう。 指示を再利用でき、複雑な作業もミスなく伝わります。

💡 「不明点があれば質問してください」の一言をつけると、AIが曖昧な部分を自分から聞いてきてくれます。

実践手順

ステップ1:曖昧な指示を出して結果を確認する

まず意図的に曖昧な指示を出してみましょう。Claude Codeがどう解釈するか確認します。

ページをきれいにして

ステップ2:具体的な指示に直して再度試す

今度は具体的な指示に直して伝えてみましょう。結果の違いを比べてください。

index.htmlの背景を白、文字を黒、フォントサイズを16pxにしてください。不明点があれば質問してください

ステップ3:prompt.mdに指示を書いて渡す練習

テキストエディタでプロジェクトフォルダに「prompt.md」を新規作成し、指示を書いてください。その後、Claude Codeに「prompt.mdの内容を実行してください」と伝えてみましょう。

markdown
# 指示

- index.htmlのh1タグのフォントサイズを24pxにする
- 段落の行間を1.8倍にする
- フッターに「© 2025 My Page」を追加する

確認チェック

講座を終える前に、以下の項目を確認しましょう。

よくある質問

Q. prompt.mdとCLAUDE.mdはどう使い分ければいいですか?

A. prompt.mdは「今回の作業のための一時的な指示書」、CLAUDE.mdは「このプロジェクトで常に守ってほしいルール」と使い分けます。毎回指定しなくていいルール(言語・スタイル・禁止事項)はCLAUDE.mdへ、その場限りの複雑な指示や手順はprompt.mdに書くのが整理しやすいです。

Q. 「不明点があれば質問してください」と言っても質問してきません

A. 指示が一見明確に見える場合、Claude Codeは質問せずに進めることがあります。確実に確認させたい場合は「作業を始める前に、やることをリストアップして確認してください」と明示的に計画確認を求めてください。

Q. 指示を出すたびに毎回同じことを書くのが面倒です

A. 繰り返し書いていることはCLAUDE.mdに移動するのが正解です。「コメントは日本語で」「変数名はキャメルケースで」など毎回指定していることをCLAUDE.mdに書いておけば、以後は毎回書かなくてよくなります。

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