指示を上手く伝えるコツ
中級曖昧な指示と具体的な指示の違いを体験し、prompt.mdの活用方法を学びます。
座学
この講座で学べること
- ✓「何を・どこに・どんな形で」を意識した具体的な指示の書き方を習得する
- ✓「不明点があれば質問して」の一言で失敗を減らせることを理解する
- ✓prompt.mdファイルに指示を書いてClaude Codeに渡す方法を習得する
- ✓曖昧な指示と具体的な指示の結果の違いを実際に体感する
「ページをきれいにして」と頼んでも、Claude Codeは困ってしまいます。「きれい」の定義は人によって違うからです。AIは読心術が使えないため、あなたの頭の中にあるイメージを言葉に変換することが良い指示の第一歩です。曖昧な指示でうまくいかない主な原因は「何を・どこに・どんな形で」の3要素が抜けていることです。この3つを意識するだけで指示の精度が大幅に上がります。
良い指示の基本フォーマットは「【何を】【どこに】【どんな形で】してください」です。例えば「ページをきれいにして」ではなく「index.htmlの背景を白(#FFFFFF)、文字を黒(#333333)、フォントサイズを16pxにしてください」と書きます。「もっとわかりやすくして」ではなく「h1タグの見出しを24pxにして、段落の行間を1.8倍にしてください」と具体的な数値で伝えましょう。「不明点があれば質問してください」と一言添えると、Claude Codeが曖昧な部分を事前に確認してから作業を始めてくれるため、やり直しが減ります。
長い指示を書くときは「prompt.md」ファイルに書いてClaude Codeに渡す方法が効果的です。プロジェクトフォルダに「prompt.md」というファイルを作り、指示を箇条書きで書いておきます。Claude Codeを起動したら「prompt.mdの内容を実行してください」と伝えるだけです。エディタで書けるので長い指示が書きやすく、過去の指示を再利用できて、チームで共有もできるというメリットがあります。
指示を改善する際は「なぜうまくいかなかったか」を振り返ることが大切です。出てきた結果が意図と違った場合、「〇〇ではなく△△にしてほしかった」と具体的に差分を伝えて修正依頼を出しましょう。何度も同じ修正を繰り返す場合は、その内容をCLAUDE.mdに「常に守ってほしいルール」として追記すると、次回から自動で反映されます。良い指示は一度で決まらなくても、使いながら育てていくものです。
指示の改善ビフォーアフター
BEFORE(改善前)
「ページをきれいにして」
「きれい」の定義が人によって違う。何をどう変えればいいか不明。
AFTER(改善後)
「背景を白(#FFFFFF)、文字を黒(#333333)、フォントサイズを16pxにしてください」
色・サイズを数値で指定。誰でも同じ結果が得られる。
BEFORE(改善前)
「もっとわかりやすくして」
何がわかりにくいのか、どう変えればいいのか、具体性がゼロ。
AFTER(改善後)
「h1の見出しのフォントサイズを24px、段落の行間を1.8倍にしてください」
変更する場所(h1)・変更内容(24px・1.8倍)が明確。
BEFORE(改善前)
「いい感じのやつを作って」
何を作るか、どんな形式か、どんな内容かが一切わからない。
AFTER(改善後)
「index.htmlというファイルを作って、タイトルが「私のページ」のシンプルなHTMLを書いてください」
ファイル名・形式・タイトル内容がすべて含まれている。
prompt.md のポイント
長い指示はチャットに直接打ち込まず、テキストエディタで「prompt.md」に書いてから 「prompt.mdの内容を実行してください」と伝えましょう。 指示を再利用でき、複雑な作業もミスなく伝わります。
実践手順
ステップ1:曖昧な指示を出して結果を確認する
まず意図的に曖昧な指示を出してみましょう。Claude Codeがどう解釈するか確認します。
ページをきれいにしてステップ2:具体的な指示に直して再度試す
今度は具体的な指示に直して伝えてみましょう。結果の違いを比べてください。
index.htmlの背景を白、文字を黒、フォントサイズを16pxにしてください。不明点があれば質問してくださいステップ3:prompt.mdに指示を書いて渡す練習
テキストエディタでプロジェクトフォルダに「prompt.md」を新規作成し、指示を書いてください。その後、Claude Codeに「prompt.mdの内容を実行してください」と伝えてみましょう。
# 指示
- index.htmlのh1タグのフォントサイズを24pxにする
- 段落の行間を1.8倍にする
- フッターに「© 2025 My Page」を追加する確認チェック
講座を終える前に、以下の項目を確認しましょう。
よくある質問
Q. prompt.mdとCLAUDE.mdはどう使い分ければいいですか?
A. prompt.mdは「今回の作業のための一時的な指示書」、CLAUDE.mdは「このプロジェクトで常に守ってほしいルール」と使い分けます。毎回指定しなくていいルール(言語・スタイル・禁止事項)はCLAUDE.mdへ、その場限りの複雑な指示や手順はprompt.mdに書くのが整理しやすいです。
Q. 「不明点があれば質問してください」と言っても質問してきません
A. 指示が一見明確に見える場合、Claude Codeは質問せずに進めることがあります。確実に確認させたい場合は「作業を始める前に、やることをリストアップして確認してください」と明示的に計画確認を求めてください。
Q. 指示を出すたびに毎回同じことを書くのが面倒です
A. 繰り返し書いていることはCLAUDE.mdに移動するのが正解です。「コメントは日本語で」「変数名はキャメルケースで」など毎回指定していることをCLAUDE.mdに書いておけば、以後は毎回書かなくてよくなります。
